夏の夜は空いちめんがほうせきで毎日見てもまったくあきない
若狭東高校 西岡 柚弥斗
【寸 評】
夏の星の美しさが「ほうせき」で表現され「毎日見ても」で強調され 「まったくあきない」と作者の心をしっかり表現していてとても詩心の ある歌です。
朝起きて「おはよう」と言えるこの日々を大切にして生きていきたい
若狭高校 竹本 修
【寸 評】
朝起きて「おはよう」と言えるで情景がよく表わされている。下の句は自分の生きる希望が書かれている。平凡な中にも「生きていきたい」と強い意志が感じとれるすばらしい歌です。
夏休み友と過ごしたあの時間今でも忘れぬ夏の思い出
若狭高校 井上 椋聖
【寸 評】
「あの」のアは代名詞、ノは格助詞で全体を引きしめ強調している。結句はしっかりと「夏の思い出」で止めとてもよい作品です。
夏だから炭酸のように弾けたいだって一度の青春だから
若狭高校 森下 愛果
【寸 評】
「炭酸のように」と比喩がきいて焦点化され「だって」 と接続され「一度の青春だから」の四句から五句にかけて 作者の心情がよく表わされている。