第69回(令和3年夏の部)入選作品

この空の下に禍拡がると信じられない青さ眩しき                              上竹原 山口 豊子 【寸 評】 青さ眩しきと結句で全体を引き締めている。自分の主張信念が よく読みとれる御うたです。 […]

第68回(令和3年春の部)入選作品

なつかしき西津の浜でおさな子が何か語りて波とたわむれる                                    濱内 和子 【寸 評】 久しぶりに「ふるさと」を訪れた作者の気持ちが「浜辺の幼子の姿 […]

第67回(令和2年冬の部)入選作品

藍色の花瓶に水仙挿し置けば小部屋に漂(ただよ)ふ仄(ほの)かな香り                                 和多田 芝 美代子 【寸 評】 藍色の花瓶と水仙、小部屋との情景が奥ゆき深く感じる仄かな […]

第66回(令和2年秋部)入選作品

沿線の花に水やる吾が背なに過ぎゆく列車の風は秋めく                        杉崎 康代 【寸 評】 「風は秋めく」が結句で情緒が出ていて読者を秋の世界へと導く この空の下に禍拡がると信じられない青さ […]

第65回(令和2年夏の部)入選作品

                                                                  

第64回(令和2年春の部)入選作品