子供たちにとって年中行事の楽しみの一つである地蔵盆。
昔はこれらの準備は男子児童がになっていました。
午前三時ごろより山すそへ竹取りに行き、
五色旗も作りました。最近の子供は学校での活動が忙しく、
代わりに親や老人たちが準備に精を出しています。
昔の祭壇は野菜類や果実がほとんどでしたが、
最近は箱物の菓子やジュースなどです。
どこのお堂も同じ光景で殺風景な感じになりました。
時代の流れでしょうか。また子供のいない町内は、
大人たちがこの行事を行っています。
将来どのように継続してゆけるのかが心配されます。
お供えされたさい銭は、主役である子どもたちに分配されます。
地方の伝統行事ですので、出来るだけ多くの子どもに
参加させてあげられる配慮が大人に求められます。
小浜 湊 川渕 昭一